おめんたいたい!
けんしくんです!
僕にもお盆休みが
やってきた。
一週間早いけど
立派な休み。
ムダにはしない!
さっそく息子たちと
家族だけの稽古会。
長男が「攻め」について
悩んでいるようだったから
手合わせをしてみると、
まぁ悩むだろうな。
「攻め」って。
奥が深くて色々な
表現方法がある。
それもまた攻めの
罠にハマっていく一つの
諸悪かもしれない。
こんな言葉を聞いたことは
ないだろうか。
***
恐懼疑惑(きょうくぎわく)
先をかける
後の先
虚(きょ)
陣地の取り合い などなど
***
どれも攻めに関する言葉。
理解していれば
その通りだろうが、
言い方をもっとシンプルに
できないものだろうか。
僕は攻めに悩んでいる
息子にこう声をかけた。
攻めとは、
「人の心を動かせるかどうか」だと。
解説すると、
人の心を動かすアクションを
こちらが仕掛けていく。
そして、相手の数ある
リアクションのうち、スキが
生まれれば打突のチャンスなのだと。
この際、それが先に攻めたか
後に攻めたかは伝えない。
効果的ならどっちでもよくないか?
※先に攻めた方が有利だろうけど
僕が過去に先生方に
言われて混乱したことは
次の通り。
僕が先に攻める→「我慢が足りない。」
僕が我慢する→「待っている」
これ剣道あるあるだと
思うんだけど、やめにしたい。
こんな気難しいこと
息子には説明したくない。
ということで
もっとシンプルに、
人の心を動かすことが
攻めなのだと伝えることにした。
高校生ということもあり、
話をする時間は最近あまりない。
だから、ピザの食べ放題という
ラフに話せる場を選んで
さりげなく「攻めとは~」について
叩き込んでみた。
悩み+高校生というお年頃。
一回では理解できないだろう。
しかし、なんとなく理解
できたかもというような
スッキリした顔に見えたので、
まぁ何とかするだろう。
あとは知らん。
この先、剣道のイロハを
教えるのに、一体あと何百枚の
ピザを老体の腹に詰め込まなければ
ならないのか。
夏の暑さと苦しい財政に、
焦げ付きそうなサイフが
冷や汗をかいている。
攻めとは結局のところ
度胸の勝負のような気もするから
精神論みたいなこともあるんだけど、
僕も息子に教えた通り、
まずは人の心を動かす
ということで復習しながら
やっていこう。
思わずいい勉強の機会に
なったことに感謝。
明日からの稽古もがんばろう。
あぁピザ食い過ぎた。
気持ち悪ぅ。